5月10日(土)クラブユース選手権U-15滋賀県大会の決勝戦がビッグレイクBコートで行われ、FostaFCがABRIRFCに2-0で勝利した。
スタメン


激しい攻防を繰り広げた序盤


序盤、初の決勝進出を果たした勢いのままに初優勝を狙うABRIR FCが攻勢を仕掛ける。
15番川端や7番桒原、31番北川を中心に小刻みに密集地を繋ぎ、サイドのスペースを使う。
選手の距離感が良くテンポの良い繋ぎでプレスをかいくぐり、10番田中、16番北丸がエリア付近まで何度も運ぶ。しかし、FostaのDF陣の寄せが早くシュートまで持ち込めない。


一方のFosta、奪ったボールは素早く前線に送り、シンプルにゴール前まで運び、空いたスペースをしっかり使って15番堂村、27番吉居が積極的にゴールを狙う。
激しい攻防が繰り広げられる中、前半15分スコアが動く。左サイドでフリーで抜け出したFosta27番吉居がGKの動きを見て冷静に決めた。

追いつきたいABRIRもすかさず反撃に。川端のスルーパスに反応した途中出場の12番筈井がGKと1対1を迎えるも、プレスバックで追いついたFosta34番の清水に防がれる。
その後Fostaの勢いが更に増す。速攻からアブリーのライン裏を再三狙ってシュートチャンスを作もABRIRのGK99番山根が幾度もシュートストップ。

しかし前半終了間際、ABRIRのDFラインとGKの間に落ちたロングボールに2番岩崎が抜け出す。GK山根の出足も良かったが、岩崎が先に触りFostaが追加点を奪った。

後半先に仕掛けたABRIR
後を追うABRIR。ハーフタイムにベンチが動く。FW8番米田を下げて、ボランチに25番金村を入れ中盤を更に厚くし0トップの状態に。
この変更が功を奏し、繋ぐ位置が高くなりシュートチャンスが増える。
しかしFosta33番小林、34番清水の両CBが安定したプレーを見せてゴールを割らせない。ABRIR10番田中が抜け出した場面も、GK樋口が果敢な飛び出しでゴールマウスを守る。


Fostaは終盤になっても運動量が落ちず、ボランチ13番堤や36番太田を始め寄せが早く、終始相手に時間を与えない。
また攻撃では足元で溜めが作れる27番吉居や2番岩崎、強烈なロングシュートで惜しくもバーを弾いた15番堂村が中心にカウンターで追加点を狙う。

両チームとも最後までゴールを目指したがスコアは動かず、Fostaが前半の2点を守り抜き勝利した。
試合後、Fostaの力石監督は「選手は1試合毎に成果と課題を振り返って成長し、19年ぶり2回目の優勝をしてくれました。関西大会では滋賀県の代表として一つでも多く試合ができるようチームとして戦って行きたいです。」とコメント。

優勝したFostaFC、惜しくも敗れたABRIRFCを始め当大会の5位まで入賞した5チームと、サンライズリーグ所属のMIOびわこ滋賀、京都サンガF.C.SETAの7チームが来月から行われる関西大会に出場する。