滋賀の高校サッカーのあゆみを、過去の選手権予選のベスト8以降の対戦カードを振り返っていきたいと思います。
なお、当時活躍した選手をピックアップしていますが、漏れなどがあれば情報提供をお願いします。
野洲高校一強時代の終焉へ(2012年から2016年)
この5年間の野洲高校は県内で結果を残しましたが、全国では思うような結果が出ずに1強時代の終わりに差し掛かかる期間です。それを示すかのように2016年度を最後に優勝から遠ざかっています。
なお、綾羽高校の初優勝を始め、立命館守山高校の躍進、近江高校サッカー部の強化指定など、次の5年間の県高校サッカー史を作る私立勢の台頭が見られます。
これまでのあゆみ
第95回大会予選(2016年度)
決勝戦は高校総体予選の準決勝と同一カード(総体予選は2-0で綾羽の勝利)。野洲が春の雪辱を晴らし2年連続の全国大会行きを決めました。決勝戦は点の取り合いとなる接戦で、現在J3で活躍する野々村鷹人選手の先制ゴールから始まり、決勝点は同じくJ3で活躍の江口稜馬選手が決勝アシストを決める見応えのある一戦でした。
決勝戦 | 野洲 (2年連続10回目) | 3-2 | 綾羽 |
準決勝1 | 野洲 | 3-1 | 比叡山 |
準決勝2 | 綾羽 | 1-1(PK4-1) | 草津東 |
準々決勝1 | 野洲 | 3-0 | 水口 |
準々決勝2 | 綾羽 | 4-0 | 守山 |
準々決勝3 | 比叡山 | 5-0 | 東大津 |
準々決勝4 | 草津東 | 2-0 | 膳所 |
主な出場選手
- 野々村鷹人(綾羽3年生→J3松本山雅FC)
- 江口稜馬(野洲2年生→J3テゲバジャーロ宮崎)
- 川瀬相(野洲3年生→関西Div1守山侍2000)
- 高取誠隆(野洲2年生→関西Div1守山侍2000)
第94回大会予選(2015年度)
春の王者であり全国高校総体ベスト16まで進んだ本命、草津東がベスト8で姿を消した波乱の大会。王者を退けた立命館守山は初の準決勝の野洲との一戦では一歩も引かず最少スコアで敗退。優勝した野洲は準々決勝で前々大会の決勝で敗れた因縁の相手、綾羽高校を接戦の末破り、そのままの勢いで決勝を制した。
決勝戦 | 野洲 (3年ぶり9回目) | 5-1 | 水口 |
準決勝1 | 野洲 | 1-0 | 立命館守山 |
準決勝2 | 水口 | 2-1 | 守山 |
準々決勝1 | 野洲 | 4-3 | 綾羽 |
準々決勝2 | 水口 | 2-2(PK5-4) | 比叡山 |
準々決勝3 | 立命館守山 | 2-1 | 草津東 |
準々決勝4 | 守山 | 3-2 | 水口東 |
主な出場選手
- 山本悠生(草津東3年生→J1ガンバ大阪)
- 村上魁(野洲3年生→元JFL高知ユナイテッドSC)
- 林雄飛(野洲3年生→JFL FCマルヤス岡崎)
第93回大会予選(2014年度)
草津東高校が春の王者であり全国高校総体ベスト16まで進んだ野洲高校に競り勝ち10年ぶりの優勝を決めました。決勝戦ではJ1で活躍する山本悠生選手が当時2年生ながら決勝点となる3点目を決めています。他にはノーシードの守山北高校が古豪の意地を見せシード校を破って久しぶりのベスト4に。また近年活躍が著しい近江高校が野洲高校に初戦で12-0で敗れています。
決勝戦 | 草津東 (10年ぶり8回目) | 4-2 | 野洲 |
準決勝1 | 草津東 | 5-0 | 守山北 |
準決勝2 | 野洲 | 3-1 | 水口 |
準々決勝1 | 草津東 | 5-0 | 立命館守山 |
準々決勝2 | 野洲 | 3-0 | 綾羽 |
準々決勝3 | 守山北 | 1-0 | 守山 |
準々決勝4 | 水口 | 4-3 | 玉川 |
主な出場選手
- 平石健祐(野洲3年生→関西Div1守山侍2000)
第92回大会予選(2013年度)
前回大会の決勝戦で涙をのんだ綾羽高校が2年連続の野洲高校との決勝カードで雪辱を晴らし、初優勝に輝きました。なお、この優勝は滋賀県の私立高校においても初めての優勝で滋賀県高校サッカー史に残る記録です。なお、当大会は、甲西、伊吹などの公立校の活躍も目立ちました。
決勝戦 | 綾羽 (初優勝) | 3-1 | 野洲 |
準決勝1 | 綾羽 | 2-1 | 甲西 |
準決勝2 | 野洲 | 1-0 | 草津東 |
準々決勝1 | 綾羽 | 3-0 | 守山 |
準々決勝2 | 野洲 | 3-1 | 立命館守山 |
準々決勝3 | 甲西 | 0-0(PK5-4) | 伊吹 |
準々決勝4 | 草津東 | 4-2 | 滋賀学園 |
第91回大会予選(2012年度)
下馬評の高い野洲が準決勝で春の高校総体予選の優勝校である草津東を破り、そのままの勢いで決勝も制しました。多数の選手が1年生時から全国を経験していた黄金世代である野洲が2年ぶりの全国行きを決めました。
決勝戦 | 野洲 (2年ぶり8回目) | 2-1 | 綾羽 |
準決勝1 | 野洲 | 3-2 | 草津東 |
準決勝2 | 綾羽 | 1-0 | 水口東 |
準々決勝1 | 野洲 | 2-0 | 水口 |
準々決勝2 | 綾羽 | 4-1 | 守山北 |
準々決勝3 | 草津東 | 4-2 | 守山 |
準々決勝4 | 水口東 | 1-0 | 比叡山 |
主な出場選手
- 飯田貴敬(野洲3年生→J1京都サンガF.C)
- 大本祐槻(野洲3年生→J2FC琉球)
- 望月嶺臣(野洲3年生→元J1名古屋グランパス)