立命館守山が草津東を撃破し初の決勝進出|SHIGA FOOTBALL NEWS vol35

高校サッカー新人戦(滋賀県県民スポーツ大会)準決勝がビックレイクCコートで行われた。

3年連続の決勝進出を狙う草津東と、初の決勝進出を狙う立命館守山の対決は、互いにチャンスをものにし1-1の同点でPK戦に。立命館守山はキッカー全員が成功し、初の決勝進出を決めた。

スタメン

強風のピッチ。前半は草津東ペースで試合が進む。

試合は序盤から風上に立った草津東のペースで進む。29番西藤選手が起点となりサイドから攻めたてる。前線では11番今江選手が献身的に動き、立命館守山に押し上げさせない。

滞空時間の長さなどスケールの大きさを感じさせるプレーを見せた29番内藤選手(草津東)

前半16分、左サイドに入った14番波多野選手からチャンスを作る。中央に運び走り込んだ15番内藤選手にスルーパスを送る。内藤選手はGKを緩急でわそうとするが、GK園部選手が踏ん張りファインセーブをみせる。

草津東の攻撃を牽引する14番波多野選手(草津東)

その後も草津東ペースで進む。

すると前半24分、波多野選手が左サイドを駆け上がりあげたクロスに、ファーに入り込んだ6番六車選手が頭で合わせて先制する。

風下の立命館宇治も何とか押し返そうとするが、ロングボールやロングスローも風で戻され思うようにラインを上げられず、決定的な場面を作れないまま前半終了。

終始強さを見せた5番武久選手(草津東)

後半は立命館守山が反撃に出る。

後半は風上に立った立命館守山が攻勢を仕掛ける。

長身の89番小綱選手をターゲットにボールが入り、27番本郷選手がいい距離感で絡んで起点を作る。また、左サイドの52番の李川にいい形でボールが入り、ドリブルで草津東のゴールに迫る。

草津東が押し返そうとするも60番中村選手がしっかりと攻撃の芽を摘む。

スピードに乗ったドリブルでゴールに迫った52番李川選手(立命館守山)

しかし、何度もゴール前まで迫るも武久選手を中心にしたDFラインが粘りゴールを割らせない。

一方の草津東は選手交代で前線に様々な特徴の選手を入れるが、立命館守山の44番井上選手と80番谷本選手がしっかり対応。

立命館守山の押し込む時間が続くがゴールを奪えず時間が刻々と経過する。このままタイムアップかと思われた後半66分についに同点ゴールが生まれる。

ゴールから25m付近で獲得したFKで35番永井選手がクロスを送る。このクロスが風に流され軌道が変わる。GK山本選手が触るもそのままゴールに入り同点に。

ボールタッチが良くキックの質も高い35番永井選手(立命館守山)

どちらに勝利が転がるか分からない熱戦

延長でも両チームとも運動量が落ちず、激しい攻防が繰り広げられる。しかし互いに堅い守りでゴールを割らせずにいると、延長後半風下の草津東が波多野選手や7番大原選手が左サイドからクロスで決定機を演出するも決めきれず。

そして90分の終わりを告げるホイッスルが鳴りPK戦に。

PK戦では立命館守山が全員決めたのに対し、GK園部選手のファインセーブもあり草津東が2本の成功に留まり、4-2で立命館守山が勝利した。

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