滋賀ダービーで幕を開けたサンライズリーグ2部。一進一退の展開の行方は|SHIGA FOOTBALL NEWS vol40

高円宮杯U15サッカーリーグ関西(サンライズリーグ)2部が3月1日に開幕した。

希望が丘文化公園球技場で幕を開けた今季、MIOびわこ滋賀U15と京都サンガF.C.SETAとの初戦は2-1でMIOが滋賀ダービーを制した。

スタメン

序盤はサンガSETAが決定機を作るも・・・

立ち上がりから両チームの色が出る。ボールを保持し相手のコートでピッチを広く使ってゴールに迫るMIOに対し、サンガSETAは後ろから丁寧に繋ぐ。

前半5分、サンガSETAにチャンスが訪れる。6番関谷愛希がロングボールを上手く納めて前を向き、抜け出した15番関谷翔に繋ぐ。GKと1対1を迎えた15番関谷は枠内にシュートを飛ばすが、1番草野が反応しビッグセーブ。

その後は拮抗した試合展開で両チームとも決定機が訪れぬまま時間が過ぎる。

MIOのビルドアップ時は6番関谷が一列下りてMIOの5番田井中に、サンガSETAのビルドアップ時はMIO8番熊谷がサンガSETA14番櫻井をマーク。互いに相手のビルドアップの対策を講じていたため、良い形で前線に運べない。

そんな中、サンガSETAのGK藤澤のロングキックが光った。ゴールキックからショートパスを繋ぐサンガSETAに対してMIOが前線からプレスをかけるが、藤澤は6番関谷をはじめスペースにロングボールを供給しプレスをかいくぐる。そのロングボールが起点となりサンガSETAは前かがみになったMIOのスペースを使いチャンスを作る。

何度もゴール前まで運んぶサンガSETA

サンガSETAがリトリートからのカウンターで何度もMIOゴールに迫った中、前半25分均衡が破れる。MIOがサンガSETAのゴールキックからのビルドアップに前線から激しいチェイシングをかける。連動したプレスによりエリア内でボールを奪った14番宮谷がすかさず打ったシュートがはゴールに吸い込まれ先制に成功。

先制後もMIOは高い位置でボールを奪いシュートまで持っていく場面が増える。しかし、サンガSETAも必死に身体を寄せ良い形で打たせない。

終盤に試合が大きく動いた後半

サンガSETA2番中井はMIOの攻撃の芽を摘む活躍を見せた

後半も一進一退の攻防が繰り広げられる。両チームともゴール前までボールを運ぶもシュートまで持っていけない。MIOはワンボランチの対人に強い5番田井中や危機察知に長ける8番熊谷が中央で時間を与えない。一方、サンガSETAもこちらもポジショニングが良い2番中井がMIOの攻撃の芽をつむ。

後半10分、MIOがカウンターから決定機を作る。7番石倉がドリブルで運び、裏に抜けた14番宮谷にスルーパスを送る。エリア内で受けた宮谷はGKの手前にダイレクトで落とす。11番上田が滑り込みGKより先にボールを押し込むが僅かに外れる。

後半最初の決定機

サンガSETAはMIOのプレスを回避するため中盤を飛ばし前線にボールを送るが、空中戦に強い4番大森と出足が良い3番小林に潰され前線で起点を作れない時間が続く。するとベンチが動き、シャドーの21番長井が13番辻村と交代。

交代で入った13番辻村は中央寄りにプレーすることで、選手間の距離が改善し、中央でボールが収まる場面が増える。

すると後半20分サンガSETAは持ち前のパスワークで決定機を作る。これまでマークに苦しんでいた14番櫻井に中央でボールが渡るとすかさず6番関谷に鋭い縦パスを通す。

関谷はダイレクトで13番辻村に落とし裏に走る。ワンツーで貰いなおした関谷はフリーでGKと1対1に。同点かと思われたが草壁がビッグセーブを披露し得点ならず。

その後両チームフレッシュな選手を投入しペースを落とさない。

すると終盤に試合が大きく動く。後半30分過ぎ、MIO左SB6番真木がサンガSETAのDFラインの裏にボールを送る。抜け出した11番上田がエリア内に持ち込みGKとの1対1に。シュートを打つかと思われたが上田は冷静に中央にボールを送ると、待ち構えた8番熊谷が無人のゴールに流し込み追加点。

このまま試合終了かと思われたが試合再開後すぐにサンガSETAが1点を奪い返す。

右サイド17番奥村が中央にロングボールを送る。これに反応した6番関谷がGKの動きを見てダイレクトで頭上をこすループでネットを揺らし1点差に迫る。

勢いのまま同点かと思われたが、サンガSETAに残された時間はごく僅かで、試合再開後にタイムアップの笛が鳴った。

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