両チームとも対策を講じたハイレベルな一戦。京都サンガSETAvs伊丹FC|SHIGA FOOTBALL NEWS vol41

3月20日(祝・木)、ビッグレイク(Bコート)で行われたサンライズリーグ第4節(京都サンガF.C.SETA 滋賀 vs 伊丹FC)。

前節初の勝点を得たサンガSETAはホームで伊丹FCを迎え初勝利を狙った。

スタメン

この試合のサンガSETAのスタメンは次のとおり。

相手のプレスをかいくぐるロングボール

立ち上がりからサンガSETAは自陣でボールを繋ぎ、伊丹がハイプレスをかけるという展開が続く。

サンガSETAは自陣からバックラインの24番浅井、25番中邨、17番奥村がしっかりボールを運び、中盤を使いながらラインを押し上げようとするが、伊丹も連動した素早いプレスで対応する。

それでもGK藤澤、CB24番浅井が両サイドのスペースに良質なロングボールを送ることで、左WB20番山﨑がフリーで抜け出す場面が何度もあった。相手ゴールまで近づくも相手の戻りも早く中々決定機は作れない。

一方の伊丹はサンガSETAのビルドアップを引っ掛け高い位置で奪うと、フィジカルに優れる前線の3枚と小柄だが技術や判断が良い中盤が絡み決定機を作る。

しかし、GK藤澤のビッグセーブを連発し無失点で前半を折り返す。

勝負の後半は相手のゴラッソで先制を許す

後半も前半と同様にサンガSETAがボールを保持する展開が続く。

相手の強度に慣れたのか前半より良い形でスペースを作り使うことが増えたサンガSETA。サイドを起点にボールを繋ぎ密集をかいくぐる。

逆サイドの空いたスペースに2番中井、14番櫻井の両ボランチがボールを配給し、20番山﨑やシャドーの15番関谷やがフリーで受けサイドの深い位置までえぐる場面が多くなる。

何度も良い形を作りゴール付近にボールを持っていくも、ボックス内で勝負をする場面が少なく決定機には至らない。

すると後半30分、自陣ゴール近くからのビルドアップ途中に相手にボールが渡り、中央で受けた伊丹44番が右足を振り抜きゴール隅に決めた。

その後サンガSETAは前線に人数をかけて攻めるも、フレッシュな選手を次々投入し運動量を落とさなかった伊丹の守備をこじ開けられずタイムアップ。

サンライズリーグ初白星はお預けとなった。

自陣深くからボールを繋ぐスタイルは対策している相手にとってやりやすいように見えるが、それでも貫き通すサンガSETA。確実に強度に慣れ何度も良い形で前線にボールを運んでいた。今後に注目したい。

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