年間通じて県内で開催される中学生の公式戦、高円宮杯U-15サッカーリーグ2025滋賀が開幕する。
1月末から10月まで中断期間を除いてほぼ毎週末真剣勝負を行うリーグ戦で、全国大会まで繋がる大会ではあるが、それ以上に育成の場として重要視される大会だ。
複雑なレギュレーション“高円宮杯U-15”
この大会のレギュレーションを以下の図で説明する。

毎年12月に高円宮杯U-15全日本サッカー選手権大会という中学年代の日本一を決める大会があり、この全国大会に出場するには関西代表枠(4チーム)を勝ちとる必要がある。
関西代表4枠のうち2つは【高円宮杯U-15サッカーリーグ関西(通称:サンライズリーグ )】の1部優勝および準優勝チームに与えられ、残りの2枠は【高円宮杯U-15関西プレーオフ(2ブロック制)】のトーナメントを勝ち進んだチームに与えられる。
なお、サンライズリーグ に所属しているチームは関西プレーオフから参戦できる。
サンライズリーグ に所属していないチームは、府県単位でリーグを構成し、関西プレーオフへの出場枠(滋賀県は2枠)をかけて戦うが、その場が高円宮杯U-15サッカーリーグ2025滋賀となっている。
なお滋賀リーグ(1部)の優勝チームは関西プレーオフに出場でき、その他のチームは【高円宮杯U-15サッカー選手権滋賀県大会】に出場し、残された関西プレーオフの出場枠(1枠)を狙うこととなる。
全国大会まで繋がるリーグ戦だが、出場までには遥かに遠い道のりを歩まなければならず、多くのチームは目先の勝ち負けに拘りすぎず、選手の成長を促す機会という見方をしているだろう。
リーグに出場する選手は失敗を恐れずに、勇気を持って果敢にプレーをし続けて欲しい。

2025リーグの注目点
今年のリーグ戦の注目チームはたくさんありますが、注目したいポイントは次の内容です。
- 1部に初挑戦のテクニック集団 LUA FC、セゾンFCとのテクニック一戦は!?
初めて1部リーグに参戦するLUA FC。監督は元JリーガーでセゾンFC出身の望月嶺臣氏だ。LUAの選手のボールの持ち方やタッチは望月監督の現役時代を想起させる。新興のテクニック集団とセゾンFCとの1戦は要チェック! - こちらも1部初挑戦のレイクセレソン。どんなサッカーを展開するのか!?
2020年に創設された新興チーム、滋賀レイクセレソン。北信越の強豪チームJAPANサッカーカレッジ(第1種)を始め、水口高校(2種)、アルビレックス新潟レディースなど、中学年代以外にも様々な年代の強豪チームでの指導経験がある上村敏監督がチームを率いる。 - 【2部】混戦必死!ハイレベルな戦いが予想される2部Aリーグ
2部Aリーグには昨年まで1部を戦っていたABRIR、FTSに加え、滋賀の名門AZUL(アズー)や、湖西の強豪BIWAKO、昨年にチーム史上初の関西大会出場を決めたREPLOなどなど、実績豊富なチームが揃う!