これぞ決勝戦!見応えたっぷりのクラセン予選決勝戦のマッチレポート

5月11日(土)2024年のクラブユース選手権U-15滋賀県大会の決勝が行われた。決勝のカードは2017年以来6度目の優勝を目指すSAGAWA SHIGA FAと初優勝を目指すエフォートFCの一戦。

タイトルがかかる試合を見に保護者やクラブの後輩、またサッカーファンがビッグレイクに詰め掛けた。

目次

立ち上がりから激しい攻防。序盤の主導権はSAGAWAに!

エフォートFCの選手名はチームHPに公開されている選手情報から引っ張っています。

試合は序盤からSAGAWAが攻勢を仕掛ける。

準決勝でもキーマンとなった22番、24番がこの試合もチャンスメイク。また前線の43番にボールがよく収まり、左右両サイドから崩しにかかる。

しかし、2番岡本や14番杉山を中心にバイタルエリア付近で確実に守るエフォートを前に決定機が作れない。

一方のエフォートは奪ったボールを丁寧に繋ごうとするが、SAGAWAのプレスが効果的で外に追いやる。ビルドアップが思うようにいかず、スピードのあるFW38番正垣、8番横田を走らせるもSAGAWAの両CBが冷静に対応。

この試合初めての決定機が訪れたのは前半15分。SAGAWA24番のCKに22番が頭で合わせたシュートは惜しくもバーの上に。その後もSAGAWAペースで時計の針が進む。

中盤でボールが持てない時間が続くエフォート、ベンチからは「怖がるな!乗り越えろ!」と背中を押す声が増える。

その後も中盤を制したSAGAWAが攻め込み、エフォートがカウンターを狙う構図で時間が進むが、ゴールを割ることなく前半が終了。両チームとも技術が高く、あまりタッチラインを割らず試合が止まらないため、あっという間に感じる前半だった。

試合が動いた後半。選手交代で流れを掴むエフォート。

両チームとも前半と同じメンバーで後半もスタート。すると前半の勢いのまま、序盤から攻勢を強めたSAGAWAが開始5分に試合を動かす。

左サイドを駆け上がった24番のクロスに43番が打点の高いヘッドでゴールに突き刺し先制点が生まれた。

出鼻をくじかれたエフォートはベンチがすかさず動く。前半から再三にわたりDFラインと駆け引きし、裏抜けの場面を何度も作っていたFW8番横田に変えて10番大平を投入する。

10番大平は少し低い位置で縦パスを受けビルドアップの起点となることで、16番四宮や55番筈井に良いタイミングでボールが入りリズムが生まれる。また徐々にSAGAWAのプレスをかわしプレーエリアを上げることに成功する。

このままエフォートに流れが傾くかと思われた後半15分、SAGAWAに追加点が生まれる。

左サイド24番がハーフラインを越えた辺りでドリブルを開始。DFを引き連れながらカットインし、ボックス外から右足を振り抜いた。このシュートがGKの頭上を越えゴールに突き刺さり追加点。

後が無いエフォートは、両サイドにフレッシュな選手を入れチームの活性化を図る。これにより前半はあまり見られなかった追い越す動きが増え、攻撃に厚みができる。

SAGAWAのゴールを脅かす場面が増えた後半25分ごろに待望の得点が生まれる。エフォート31番連が相手のDFライン裏にボールを送り、抜け出したFW38番正垣が競り勝って冷静に沈める。

勢い付くエフォートだが、SAGAWAも虎視眈々と追加点を狙う。25番のロングボールに抜け出した19番がGKと1対1を迎えるが、エフォートGK99番福井のセーブに阻まれる。

試合終盤、エフォート14番佐々木が起点となり10番大平がボックス内でフリーとなる。右隅に狙いすましたシュートはわずかに逸れて同点ならず。

両チームの選手が脚を攣るほど死力尽くした一戦は、SAGAWAが逃げ切り6度目のタイトルを獲得した。

6月1日から始まる関西クラブユース選手権大会(U-15)は滋賀県から次の8チームが出場します!
サンライズリーグシード枠:MIOびわこ滋賀U-15・LASTA滋賀
県代表枠:SAGAWASHIGA・エフォート・京都サンガF.C.SETA・レイジェンド・FOSTA・REPLO

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