2026年8月9日、平和堂HATOスタジアムで行われた明治安田J3リーグ開幕戦。滋賀県初のJ3クラブとして産声を上げたレイラック滋賀FCとFC岐阜の一戦には、およそ7,000人ものサッカーファンが詰めかけ、県内はサッカー熱に包まれた。
しかし、その歓喜の「1ヶ月前」、滋賀県サッカー史に刻まれるもう一つの偉業が達成されていたことをご存じだろうか。
兵庫を撃破! 関西予選を突破し「史上初」の全国切符を獲得
7月5日に行われた「日本スポーツマスターズ2026」サッカー競技の関西予選・3位決定戦。O-35(35歳以上)滋賀県選抜は強豪・兵庫県代表との死闘を制し、みごと勝利を収めた。
日本スポーツ協会とJFAが主催する「日本スポーツマスターズ」は、まさにシニア版の国民スポーツ大会(国スポ)。本大会で関西予選を勝ち抜き、滋賀県代表として全国大会への出場権を獲得したのは、県サッカー史初の快挙だ。
豪華すぎる顔ぶれ。滋賀のサッカー通を唸らせるチーム
今大会の選抜メンバー表を見ると、滋賀のサッカー通なら誰唸ってしまうような名前がズラリと並ぶ。
- 中井将吾 氏(元柏レイソル)
- 坂本一輝 氏(元MIOびわこ滋賀/JFL得点王)
- 永冨裕尚 氏(長年にわたりMIOびわこ滋賀を支えたGK)
- 梅村氏、石橋氏(関西リーグの強豪・守山侍2000で活躍)
関西予選のメンバー一覧はこちらから
元プロやJFL・地域リーグの第一線で戦ってきたタレントが勢揃いしており、その「足元の技術の高さ」は一見の価値あり。中井氏をはじめ、熟練のピッチタクトに要注目だ。
■キーマンのピッチ外の顔? 「自然薯のような粘り強さ」で全国へ
チームの雰囲気の良さと一丸となった絆も、今回の快挙を後押しした。
【チームからのコメント】
「日本スポーツマスターズ(サッカー競技)が始まって以来、関西代表として滋賀県が全国大会に出場するのは今回が初めてのことです。ようやく念願が叶いました。メンバー全員が団結して戦いますので、熱い応援をよろしくお願いします!」
さらに、チームを牽引するキャプテンでありGKの永冨裕尚選手は、一風変わった熱い想いを語ってくれた。
【キャプテン・永冨裕尚 選手 コメント】
「僕が自ら育てている『自然薯』のように粘り強く全員で守り、粘り強く戦い抜きます。」
一見ユニークに聞こえるこの言葉だが、厳しい関西予選の土壇場で失点を防ぎ、勝ち星を手繰り寄せた泥臭い戦いぶりは、まさに「粘り強い自然薯」そのものだった。参考ページ
■9月19日、決戦の地・石川へ!
35歳以上とはいえ、ピッチ上で繰り広げられるプレイのレベルの高さと激しさは本物。歴戦の猛者たちが集う全国大会は、9月19日(土)から石川県(能美市・小松市など)にて開幕する。
J3に昇格したレイラック滋賀の躍進とともに、滋賀サッカーの「底力」を全国に示す大ベテランたちの挑戦からも目が離せない。

