高校サッカー新人戦(滋賀県県民スポーツ大会)準決勝第2試合がビックレイクCコートで行われた。
3年連覇を狙う近江と、5大会ぶりの決勝進出を狙う水口の一戦は3-1で近江高校が勝利した。
スタメン


近江がテンポよく得点を重ねた前半。
前半4分風上に立った近江が幸先よく先制する。
右サイド21番の吉川選手が早いクロスを送り、ファーで待っていた66番古荘選手がダイレクトで右足を振り抜きゴールネットを揺らした。

その後も近江は選手間で絶え間なくポジションを入れ替え、ポジションを問わず空けたスペースを使い、流動的なサッカーを見せる。
一方の水口はコンパクトに保ち、中盤に人数をかけて近江の攻撃を潰す。また33番山本選手や42番清水選手の両CBとGK小西選手の守備の1年生がしっかり身体を張ってゴールを守る。
しかし前半18分、近江に追加点が生まれる。右サイドに開いた6番松山選手からのクロスに26番中江選手が丁寧に合わせ追加点。
ゴールキックが押し戻されるほどの強風で風下に立つ水口だが、攻撃では96番重田選手が左右に顔を出しボールを引き出す。
しかし近江も攻守の切り替えが早く球際で負けないため、水口はなかなか決定機を作れず。

前半終了間際、水口の12番岡選手が密集の中、個人技で近江のDFをかわしシュートまで持っていくが、ゴールネットを揺らすことができず前半終了。

水口の猛攻を近江の守護神が何度も防いだ後半
後半は風上の水口ペースで試合が進む。中でも特に躍動したのが12番岡選手と15番池口選手。
岡選手は激しい中盤でもボールを奪われず前線の起点に。また池口選手の推進力あるドリブルでチームに勢いをもたらし、水口が立て続けに決定機を作る。

後半3分、左サイドに抜け出した岡選手のクロスに重田選手が合わせるも枠の外に。
その後すぐ、またも左サイドでフリーとなった41番酒井選手がフリーでニアを狙うも近江の守護神岡本選手に防がれる。
近江はGK岡本選手を中心に耐える時間が続いたが、一瞬の隙をつき追加点を奪う。

後半22分、途中出場の31番添野選手が打ったシュートのこぼれ球が57番森選手に転がる。森選手の前にはDFが複数いたが、ダイレクトで打ち抜き3点目。
試合を再開した2分後の後半24分、水口が反撃に出る。15番池口選手がドリブルでエリアに侵入したところ倒されPKを獲得。これを池口選手が冷静に蹴り込み2点差に。

その後は両チーム最後まで運動量が落ちず、激しい試合展開のまま時間が経過し、スコアは変わらず3-1で近江高校が勝利した。