首位を走るMIOびわこ滋賀2ndに真っ向から挑んだLUA。互いに譲らずスコアレスドローに|SHIGA FOOTBALL NEWS vol38

2025年2月22日(土)、水口スポーツの森で高円宮杯トップリーグ第6節が行われた。

5節終了時点で首位を走るMIOびわこ滋賀U-152ndと、初のトップリーグで善戦を続けるLUAとの1戦。技術が確かなチーム同士の1戦は拮抗した試合となった。

スターティングメンバーは次のとおり

互いに攻めきれず膠着状態が続いた前半

MIOはコンパクトな陣形を保ち中盤でLUAに時間を与えない。奪ったボールは前線の3人(28番中村、19番吉田、24番角田)で溜めを作りサイドに展開。両サイドの32番山元、29番西岡が積極的に仕掛ける。

前半20分、この試合最初のチャンスはMIO。左SBの23番吉井が中央に運び前線のスペースにパスを通す。抜け出したFW中村がニアを狙うもLUAのGK山本が良い反応を見せセーブ。

一方のLUA。サイドで中心に攻めるMIOに対し、両サイドバック(58番奥村、68番川本)が後手に回らず前でしっかり対応する。また中盤もプレスバックが早く、しっかり複数人で対応していたためそれ以降の決定機は作らせず。

何度も繰り広げられたマッチアップ 17番善積と73番浦

また攻撃ではMIOのDFラインの裏をつくことが多く、運動量豊富な73番浦が起点に。前線でキープできた時は、48番織田、88番田上の両ボランチが飛び出し、57番宮田とともに細かなパスワークでゴールに迫る。

中でも細かなタッチと独特なリズムが特徴の60番松尾は相手の脅威になっていた。

脅威となった松尾のドリブル

すると前半29分、LUAにも決定機が生まれる。右サイド70番西畑がボールを奪い前線に運ぶ。LUAらしくボールを細かく繋い先で受けたのは松尾。エリア内で受けた松尾はワンテンポ溜めを作りシュートを打つもMIO27番横井が防ぐ。

後半はMIOが選手交代で流れを掴む

後半MIOはビルドアップが停滞し、縦パスが相手に渡ることが増える。LUAは奪ったボールを前半と同様にすかさず前に送るも、MIOの17番善積を中心とする堅い守備を前に決定機まで持ち込めない。

LUAの運動量が落ちてきた後半終盤に向けて、徐々に流れはMIOに傾く。カウンターでFW中村がタメを作り、MF吉田がサイドに展開する場面が増える。左サイドの山元は一人で深くまで持ち込みチャンスを演出する。

良い流れで途中出場の16番岡田が2度程決定機を作るが、LUAのGK山本をはじめ62番川面、45番奥野を中心にDFがしっかりブロックしてゴールを割らせない。

MIOが決定機をモノにできずにいると試合終盤LUAにチャンスが舞い込む。ペナルティエリア前で得たFKを途中から入った55番今井が直接狙う。綺麗な弧を描いたFKはクロスバーを弾き惜しくも先制ならず。

お互い譲らない試合はそのままスコアレスでタイムアップ。技術の高い選手が揃うがスタイルが異なるチームの一戦は見所満載だった。

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