いよいよJFLが開幕!レイラック滋賀FCの悲願なるか。

2024年3月10日(土)、いよいよJFLが開幕する。

今年、滋賀県勢悲願のJリーグ入りを期待されるレイラック滋賀FCだが、開幕に先立ち昨シーズンを振り返ってみたい。

目次

2023シーズンの振り返り

MIOびわこ滋賀からのリブライディングによりチーム名を変え戦ったレイラック滋賀FC。御承知のとおり最終節の残り5分でJリーグへの挑戦権が手から擦り落ちた。

Jリーグへの参戦は叶わなかったが、それ以外では結果を残したシーズンであったように思う。

1.フロントの功績

まずはJリーグライセンスの獲得。

これは2024年シーズンのライセンスであるため、毎年申請しなければならないが、滋賀県で初めてJリーグ(J3)ライセンスを獲得した。来シーズンのライセンスは再度申請が必要となるが、初めてと2回目では大きく異なるため、2025シーズンのライセンス獲得も期待大。

次にブランディング(PR)。

ひこにゃんとのコラボ、スポーツチームのユニフォームを着た来場者は入場無料など新しいファンの獲得はもちろんのこと、広告、パブリシティ、SNS、オウンドメディアと広報を強化し、認知度向上やファンとの関係構築を図った。

特にSNSは注力された分野だろう。XやInstagramはもとより、現地に足を運べない方々向けにホーム戦で行ったYouTubeでのライブ配信は実況解説も入り観やすいものとなっている。

2.挑戦権は得られないものの過去最高順位

MIOびわこ滋賀の最終年である2022年はポゼッションを掲げるも、怪我人などにより思うようなチーム作りができず最下位となった。しかし当時の2位FC大阪がJ3入りを果たしたことにより、地域リーグへの降格を免れた。(以下、2022年シーズン関連記事)

そして昨シーズンは大型補強を敢行。総監督を設け、S級ライセンスを保有する寺峰輝監督と菊池利三ヘッドコーチを招聘。また寺峰監督とともに鈴鹿ポイントゲッターズから多数の選手が移籍。Jリーグからも若手選手をレンタルで獲得するなど過去最大の補強であった。

そんな充実した戦力を迎えた新チームは既存の選手と融合を図り、ハイプレス、攻守の切り替えの早さ、セットプレーを武器に負けない戦い方でスタートダッシュに成功し勝点を積み上げた。

特に守備は強固でGKの伊東倖希選手は幾度のファインセーブによりゴールを割らせず、30試合のうち10試合のクリーンシートを達成している。またDFでは横浜Fマリノスから移籍した平井駿助選手が堅い守備に加え得点力の高さも見せた。また、ポリバレントな能力があり精度の高いボールを蹴る平尾壮選手のセットプレーから得点の6割が生まれた。

しかし、序盤の勢いで最後まで勝ち続けられるほどJFLは甘くない。7月に失速し勝てない試合が続く。そんな中、夏に再度補強を行い9名の選手を迎え入れるとともに、シーズン途中で監督を交代した。

菊池新監督は前監督のベースを引き継ぎ、新戦力の融合を図ることに成功。また夏の補強で獲得した田部井選手や大垣選手などが終盤にかけて躍動し、最後までJ参入争いを行った。

今オフの補強でタレントはJクラスに。

昨シーズンの会見で「類を見ないほど良い補強ができた。個の能力が高いので上位に入らなければならない。」と権田会長の発言があった。

しかし、今オフの補強は昨シーズンを上回る補強に見える。

まずは、昨年に活躍したレンタル組の数選手が完全移籍により加入するなど主力の多くが残留。

加えて、新たに加わった14名の選手のうちJリーグチームから10名を獲得。J1チームから若手選手が、J2,J3チームからは経験のある選手が滋賀をJに上げるために来てくれた。

ベテランと若手のバランスが良く戦力は増強したと言える。

3月10日の栃木シティFC戦は激戦必至

初戦の相手は7年ぶりにJFLに復帰した栃木シティFC。選手を見ると、長くJ1で活躍された山崎亮平選手や奥井諒選手。

それにSNSでも活躍する田中パウロ選手などなど、こちらもタレントが豊富。

昇格クラブだからといって侮れない相手だ。

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