滋賀の高校サッカーのあゆみを、過去の選手権予選のベスト8以降の対戦カードを振り返っていきたいと思います。
なお、当時活躍した選手をピックアップしていますが、漏れなどがあれば情報提供をお願いします。
セクシーフットボール黄金期(2007年から2011年)
この5年間で野洲高校は6連覇を達成しています。全国制覇後に野洲の門を叩いた期待の世代を始め、世代別日本台表を3名擁した黄金世代などが質の高いサッカーを展開する一方、他校は打倒野洲を掲げ、対策し挑んだ時期であり、滋賀県予選は全国的に見てもレベルの高い試合を繰り広げてました。
新興の綾羽の躍進、古豪守山北と守山が復活の兆しを見せる一方で、野洲とこれまで激戦を繰り広げてきた強豪草津東はこの5年間一度も決勝進出は果たしておらず苦しい時期を過ごしています。
たらればですが、この黄金期に全国でもしっかりと結果を残していれば、滋賀のサッカーは今また違う盛り上がりを見せていたかもしれませんね。
第90回大会予選(2011年度)
古豪守山北が7連覇を目指す野洲を決勝で下し、久しぶりに全国の舞台に戻りました。決勝戦は水溜りでボールが止まるほどの劣悪なコンディションで行われました。野洲自慢のテクニックを活かしたパスサッカーが全く機能しない中、幸先よく先制に成功。しかしその後は2バックという超攻撃的なスタイルに拘った戦術があだになったのか、、守山北に背後を狙われ失点を積み重ねました。
決勝戦 | 守山北 (8年ぶり5回目) | 3-1 | 野洲 |
準決勝1 | 守山北 | 2-1 | 守山 |
準決勝2 | 野洲 | 4-0 | 水口 |
準々決勝1 | 守山北 | 4-0 | 高島 |
準々決勝2 | 野洲 | 3-0 | 立命館守山 |
準々決勝3 | 守山 | 2-1 | 草津東 |
準々決勝4 | 水口 | 3-2 | 綾羽 |
第89回大会予選(2010年度)
レギュラーは1,2年生が多数を占めるチームの野洲が6連覇を達成。決勝戦は綾羽高校に先生されながらもすぐに同点に追いつき、U-16日本代表の望月嶺臣(元名古屋グランパス)のミドルシュートにより逆転に成功。その後、現エフォートFCで監督を務めている美濃部選手のダメ押し弾で勝負あり。
決勝戦 | 野洲 (6年連続7回目) | 3-2 | 綾羽 |
準決勝1 | 野洲 | 3-0 | 八幡 |
準決勝2 | 綾羽 | 2-1 | 草津東 |
準々決勝1 | 野洲 | 4-1 | 水口 |
準々決勝2 | 綾羽 | 3-2 | 八幡商業 |
準々決勝3 | 八幡 | 3-2 | 滋賀学園 |
準々決勝4 | 草津東 | 2-0 | 比叡山 |
主な出場選手
- 村上昌謙(草津東3年生→J1アビスパ福岡)
- 美濃部寛貴(野洲3年生→元 JFLMIOびわこ滋賀)
第88回大会予選(2009年度)
決勝カードは決勝戦の常連野洲と平成元年以来の決勝進出を決めた守山高校との1戦。野洲が危なげなく得点を積み重ね、守山に追撃を許さず5連覇を決めました。
決勝戦 | 野洲 (5年連続6回目) | 4-1 | 守山 |
準決勝1 | 野洲 | 6-1 | 綾羽 |
準決勝2 | 守山 | 2-0 | 滋賀学園 |
準々決勝1 | 野洲 | 2-1 | 守山北 |
準々決勝2 | 守山 | 00 (PK8-7) | 草津東 |
準々決勝3 | 綾羽 | 1-0 | 北大津 |
準々決勝4 | 滋賀学園 | 3-2 | 甲西 |
主な出場選手
- 松田康佑(野洲3年生→元JFL MIOびわこ滋賀)
- 松田祐介(北大津3年生→元J3 FC琉球)
- 吉田実成都(草津東3年生→元J3AC長野パルセイロ)
第87回大会予選(2008年度)
4連覇を狙う野洲と初の決勝進出を果たした綾羽との決勝。野洲の3年生は全国優勝を見て門を叩いた期待の世代であり、全日本ユース選手権では高校総体優勝校やJユースを破り決勝トーナメント進出するなど期待通りの活躍をしていました。予選決勝は初の舞台で動きの固い綾羽に対し危なげない試合運びで快勝しています。
決勝戦 | 野洲 (4年連続5回目) | 5-1 | 綾羽 |
準決勝1 | 野洲 | 3-0 | 草津東 |
準決勝2 | 綾羽 | 6-1 | 水口 |
準々決勝1 | 野洲 | 6-0 | 八幡商業 |
準々決勝2 | 綾羽 | 1-0 | 膳所 |
準々決勝3 | 草津東 | 4-3 | 八幡 |
準々決勝4 | 水口 | 1-1(PK5-4) | 守山北 |
主な出場選手
- 坂本一輝(野洲3年生→元JFL MIOびわこ滋賀)
- 吉田実成都(草津東3年生→元J3AC長野パルセイロ)
第86回大会予選(2007年度)
登録メンバー25名のうち最上級生が5名だけの若手主体の野洲。この年度は全ての大会で予選敗退しており連覇が阻止されるかと思われた中、決勝では強豪守山北を危なげなく完封し3連覇を達成しました。
決勝戦 | 野洲 (3年連続4回目) | 2-0 | 守山北 |
準決勝1 | 野洲 | 5−3 | 守山 |
準決勝2 | 守山北 | 1-0 | 草津東 |
準々決勝1 | 野洲 | 6-0 | 瀬田工 |
準々決勝2 | 守山北 | 2-0 | 八幡商業 |
準々決勝3 | 守山 | 2-2(PK4-3) | 水口 |
準々決勝4 | 草津東 | 1-0 | 綾羽 |